巻き戻して返してね
ミシェル・ゴンドリーははアートで、ポップ。
わかりやすくポップでもなければ、必要以上に考えさせられることもない程度にアート。
そいと最近『テナイシャスD』で話題にしてた下品なJack Black主演の映画。
甘えた演技のモス・デフがでてるところが、バッチリはまってる。『銀河ヒッチハイクガイド』もそういえばバカポップアートな作品だった。
あらすじ
モス・デフ演じるレンタルビデオ屋の店長のところに遊びに行ったジャック・ブラック。脳が磁気を帯びていた(笑)から全部ビデオきえちゃった!「ゴーストバスターズがみたい」というとってもよくビデオを借りてくれるお得意さん(ちょっとボケ気味)が来て、さあどうしよう。
「つくろうぜ!バレないよ!」(笑
で、つくった。バレた(笑
でも大ウケして・・・!
という映画。
公式サイトにもバレバレな手作り感あふれるニセ映画のビデオパッケージがあったり、そもそも公式サイト自体が「手作りGoogle」だったり、面白い。
ミシェル・ゴンドリーの、ノスタルジックなあったかさに、手作りで物事を解決したろう!問題は限りなくちっこいけど、身近にいる人たちのためにやったろう!というスタンスが(もちろん映画を観てはいないんだけど)感じられて好ましい。
ゴンドリーは大物アーティストのビデオクリップや映画などでまず覚えたので、どれだけ個性的だとしても「果たしてB級の真の意味を知っているだろうか?」という点で少々の疑問があった。たとえ『Block Party』を見事に撮ったとはいえ、あのくだけ具合はコメディアンのデイヴ・シャペルありきだったんじゃなかろうか?と疑っていた。
映画の予告編を見る限り、彼なりのフィルターを持ちながらも、あきらかに「B級」の意味を知っているということを感じた。彼は生まれながらにアーティストだろうけど、排他的なわけじゃないってよく分かった。
それほど疑わなきゃいけない理由はそもそもないんだけども(笑
まず疑ってしまうほど、バチコンと相性のいい事象はそうないもんね。
ともあれ、この映画で扱われているような、手作り感というのは、ゴンドリーのノスタルジーだと思いたい。メディアにのって膨大な数の人間にいっせいに届く情報の、根元にある部分。それは仲間内で近所の公園で催されるブロックパーティーであったり、ライブという生の音楽を楽しむ場所であったり、さらに単純に、楽しいことをやろうと仲間内で集まること。といったような。
効率化と合理化と画一化で、「めんどくさい」とカテゴライズされてしまう、すべての根っこの部分を、改めて気づかせてくれる映画として、ぜひ日本でも(早めに)公開してくれたらなあ、と思う。
映画をパクってつくっちまおうぜ!
著作権はどうなんだよ!(効率化合理化画一化な風)
でも楽しいだろ?!
That's It!